「竹鶴ってどんな味?」「ハイボールだとどう変わる?」と気になっている方、実は多いのではないでしょうか?
そこで今回は私の趣味でもあるウイスキーの中から「竹鶴の味わい」について意見も踏まえて“初めてでも分かりやすく”紹介していきます。
そんな竹鶴を
・ハイボールで飲むとどんな味?
・ロックと何が違うの?
・どんな人に向いている?
といった観点から、体験談を交えて詳しく解説します。
スモーキーで上品、だけど“芯”が強い一杯

竹鶴をハイボールにすると「どんな味になるの?」と気になる方も多いですが、ひと言で表すなら、
濃いめでスモーキー、芯のある味わいがそのまま伸びるハイボール
という印象です。
竹鶴の特徴は、なんといってもスモーキーさと上品な香り。それに奥深い苦味が合わさって、しっかりと芯が通った味わいになります。
ハイボールにすると、その芯が「ふわっと軽くなる」どころか、むしろ香りが引き立つ瞬間があるんです。喉を通る直前に、樽の香りとスモーキーさが鼻に抜けていく。私は初めて飲んだ時、「ハイボールなのに、こんなに味が強いのか!」と驚きました。
特に竹鶴は、適量でも濃く感じるタイプ。割っても薄くならず、むしろ“味の余韻が長くなる”ハイボールだと感じます。
◆ 竹鶴ハイボールの味わいを表にまとめると…
| 項目 | 特徴 |
|---|---|
| 香り | スモーキー・上品・ほのかに甘い香り |
| 味の濃さ | 割っても薄くならない芯の強さ |
| 余韻 | 心地よい苦味が長く続く |
| 飲みやすさ | 初心者向けというより“ウイスキー好き向け” |
スッキリ軽いハイボールとは違って、「しっかり味わうためのハイボール」という方がぴったりです
竹鶴の価格について
では続いて竹鶴の現在の価格についた紹介していきます。
竹鶴の定価は税込で7,700円となっていますが、なかなか定価では出回っておりません。Amazonや楽天で購入する場合は1本(700ml)あたり8,200円ほどする高級ウイスキーとなっています。
角ウイスキーのようにスーパーやコンビニで手軽に買えるタイプではなく、“こだわる人が選ぶ一本”という立ち位置ですね。
私自身、最初は「高すぎない?」と思っていましたが、実際に飲んでみると驚きの複雑さと奥深さがあり、「これぞ本物のウイスキーだ…」と感じたのを覚えています。
また、お店で竹鶴ハイボールを飲む場合は1杯の相場として大体1,000円〜1,200円ほどとなり、少し上品なバーだと2,000円程度となる場合もあるようです。
また自宅で作る場合、竹鶴ウイスキー30mlと炭酸水150mlで氷を入れると大体グラス1杯分となりますが、それだと1杯380円ほどの計算となります。
通常のハイボールに比べると竹鶴はだいぶ高めとなるので特別な日の1杯として飲む方も多いのではないでしょうか。
竹鶴の値段が高い理由|1本8200円でも納得のクオリティ
竹鶴は700mlで8200円前後と、決して安くはありません。「なぜこんなに高いの?」と疑問に思う方も多いはずです。
理由を簡単にまとめると、
- 熟成された原酒をふんだんに使っている
- スモーキー系で品質の高い国産ウイスキーは希少
- 需要に対して供給が追いつかず、市場価値が高まっている
- 手作業に近い製造工程が多く、効率化できない部分がある
特に「スモーキーで上品」というタイプの国産ウイスキーは、世界的にも注目されており、それが価格上昇の要因にもなっています。
私も最初は「1本8000円か…」と悩みましたが、飲んでみて価値を理解しました。味の芯の通り方、余韻、スモーキーさの質が他のウイスキーとはレベルが違い、価格に納得できる満足度でした。
竹鶴の特徴について

冒頭でも少し触れましたが、竹鶴はよくある甘いウイスキーとは違い、
① スモーキー
② 上品な甘さ
③ 奥深い苦味
④ 強い芯のある味わい
これらがバランスよく混ざった“大人の味”です。
私は、最初の一口目で「スモークの香りがすごい…でも嫌じゃない」と感じました。ピート香が心地よく、後からふわっと麦の甘さが追いかけてくる。さらに奥にある苦味が、味をグッと引き締めてくれるんです。
適量でも濃く感じるので、チェイサーがあるとさらに美味しく飲めます。これは他のウイスキーではなかなか味わえない特徴だと感じています。
◆ 竹鶴の味をひとことで言うなら?
| 分類 | 味の特徴 |
|---|---|
| 系統 | スモーキーでハード系 |
| 甘さ | ほんのり控えめな上品な甘さ |
| 苦味 | 深い苦味が芯を作る |
| 香り | ピート×樽の香りが強い |
| 総評 | ウイスキー好きに刺さる本格派 |
この苦味とスモーキーさのおかげで、料理と合わせても負けない力強さがあります。
竹鶴ハイボールとロックの違いとは?同じ竹鶴でも味がガラッと変わる
竹鶴は、ハイボールとロックで味がかなり変わります。これを知っておくと、自分の好みの飲み方が見つけやすくなります。
◆ 味の違いを比較表でチェック
| 飲み方 | 特徴 |
|---|---|
| ハイボール | 香りが立つ・スモーキーが広がる・飲み口は軽いが余韻は深い |
| ロック | 苦味と芯の強さがダイレクト・深みが増す・ウイスキーそのものを味わう飲み方 |
ロックにした時の竹鶴は、かなり刺激的です。スモーキーさと苦味が凝縮され、重厚な味わいになります。私は正直、最初は「濃い…!」と思いました。でも飲み進めるとクセになっていくんです。
一方、ハイボールは香りの華やかさが増して飲みやすい。ただ、飲みやすいと言っても“初心者向けの軽いハイボール”ではなく、竹鶴らしい深みはしっかり残っています。
「竹鶴をどう飲むか?」は、どれくらいスモーキーさを楽しみたいかで変わりますね。
竹鶴が向いてる人・向いてない人|実際に飲んで分かったリアルな感想
竹鶴は誰にでも合う万能タイプではありません。実際に飲み比べた経験から、向いている人・向いていない人をまとめました。
◆ 向いている人
- スモーキーなウイスキーが好き
- 濃いめの味が好き
- ハイボールでもしっかり味を感じたい
- ウイスキーを色々飲んでいて“次の一本”を探している
- 香りや余韻をじっくり楽しみたい
◆ 向いていない人
- 甘くて飲みやすいウイスキーが好き
- 軽めのハイボールが好き
- 初心者でまだウイスキーの味に慣れていない
- アルコールの刺激が強いと苦手
特に、竹鶴は「初心者向け」というよりは“ウイスキーにこだわる人向け”です。値段も8200円と高級なので、気軽に買うより「じっくり楽しむための1本」という位置づけが近いです。
個人的には、ウイスキーを5〜10種類ほど飲み慣れてきた頃に竹鶴へ進むのがベストだと思います。味の深さも理解しやすくなり、「今まで飲んできたウイスキーは何だったんだ…」と世界が広がります。
竹鶴ハイボールをさらに美味しく飲むコツ|お店で飲む味に近づける方法
竹鶴はそのままでも十分美味しいですが、ハイボールにする時に “ちょっとしたコツ” を取り入れるだけで、味が一気にプロ仕様になります。私自身、自宅で試してみて実感したテクニックを紹介します。
◆ ① 炭酸は強炭酸を使う
竹鶴の味は濃いので、普通の炭酸水だとすぐ気が抜けてしまいます。強炭酸を使うことでスモーキーな香りが綺麗に立ち、キレが良くなります。「割った瞬間は香りが立つのに、すぐ薄く感じる…」という悩みも解消されます。
◆ ② 氷は大きめで溶けにくいものを
竹鶴は適量でも濃く感じるので、氷が溶けすぎると味がぼやけやすいです。ロックアイスや丸氷を使うと、味が最後まで安定して美味しいまま飲めます。
◆ ③ 最初にグラスを冷やしておく
ハイボールの味は温度で大きく変わります。グラスを5分ほど冷凍庫に入れるだけでも、香りがクリアになり、竹鶴特有の芯のある味が際立ちます。
◆ ④ レモンは「入れすぎ注意」
竹鶴は繊細で複雑な味わいなので、レモンを入れすぎると香りが壊れてしまいます。ほんの少し皮を絞る程度がベスト。私は一度レモンを1/8個入れたら香りが飛んでしまい、後悔した経験があります。
これらのポイントを押さえるだけで、自宅でも「お店レベル」の竹鶴ハイボールが楽しめます。
竹鶴の魅力をより深く楽しむペアリング|食事との相性が抜群な理由
竹鶴は濃いめでスモーキーな味わいが特徴ですが、実は食事との相性も抜群です。特に、味の濃い料理や脂のある料理と合わせると、お互いの良さを引き立てます。
私が実際に試して「これは最高だった…」と感じた組み合わせを紹介します。
◆ 特に相性の良い料理リスト
- 燻製系のおつまみ(スモークチーズ・スモークナッツ)
- 焼き鳥(タレ・塩どちらも◎)
- 牛赤身ステーキ
- 唐揚げ・ザンギ
- レバテキ・砂肝
スモーキーな竹鶴は、料理の脂をスッと流してくれるので、どれだけ食べても重さを感じにくいのが魅力。中でも焼き鳥との相性は抜群で、初めて合わせた時は「相性良すぎない?」と驚きました。
特にハイボールにすると、スモーキーさがふわっと香り、肉の旨味をさらに引き立ててくれます。ウイスキーと料理の相性を楽しむなら、竹鶴は格別です。
竹鶴は初心者でも楽しめる?|正直に言うと向き不向きがある
「竹鶴って初心者でも飲める?」という質問をよく聞きますが、正直に言うと、初心者にはあまり向いていません。
理由はシンプルで、
味が濃く、スモーキーで、苦味もあり、芯がしっかりしているから
です。ウイスキーの味に慣れていない段階だと、「強い」「苦い」と感じてしまう可能性があります。
ただし、
- 香りをゆっくり楽しみたい
- 本格的なウイスキーに興味がある
- スモーキー系に挑戦してみたい
というタイプの人なら、初めてでも美味しく感じられることもあります。
◆ 初心者が挑戦する場合の飲み方
- ハイボールにして香りを軽く感じるところから始める
- 度数に慣れるまでは少し濃さを調整する
- レモンを“少しだけ”添えてみる
こうすると飲みやすくなります。無理にストレートやロックから始めず、ハイボールで軽く香りを楽しむところから入るのがおすすめです。
竹鶴ハイボールを楽しむためのおすすめアレンジ
竹鶴はそのままでも十分美味しいですが、ちょっとしたアレンジでさらに楽しみ方が広がります。味が強い竹鶴だからこそ、アレンジしても個性が消えにくいのが魅力です。
◆ ① ソーダ割り+少量の黒胡椒
黒胡椒をほんの少し振ると、スパイシーさが加わって驚くほど相性が良くなります。黒胡椒の香りが、竹鶴のスモーキーさをさらに引き立ててくれます。
◆ ② ソーダ割りにミントを1〜2枚
爽やかさがプラスされ、暑い時期にピッタリの味わいに。竹鶴の濃さが軽やかに感じられ、飲みやすさが上がります。
◆ ③ コーラハイも意外と合う
コーラハイは甘くなるので邪道かな?と思っていましたが、竹鶴の苦味とスモーキーさが甘さを引き締めて、意外にもバランスが良いです。ただし、竹鶴の良さが少し隠れるので、最初に試した後にやるのがおすすめ。
まとめ|竹鶴ハイボールは“ウイスキー好きがハマる”深い味わい
竹鶴ハイボールは、軽くて飲みやすいタイプではなく、スモーキーで上品、そして濃く感じる芯の強い味が最大の魅力です。
・スモーキーな香りが好き
・濃いめのハイボールが好き
・ウイスキーの苦味や余韻もしっかり楽しみたい
こんな人には間違いなく刺さる一本です。
一方で、初心者や甘めのウイスキーが好きな人には少しハードかもしれません。でも、ウイスキーの世界を深く楽しみたいなら、竹鶴は間違いなく“飲むべき一本”です。
1本8200円と高級ではありますが、その価値は十分。ロックでもハイボールでも見せる表情が違い、自宅でも贅沢な時間が楽しめます。
ぜひ、あなたの好みの飲み方や料理との組み合わせを見つけて、竹鶴をじっくり味わってみてください。


コメント