気の合う仲間とワイワイ過ごす居酒屋。楽しい時間の終わりにやってくるのが「お会計」の時間です。基本的に同じ立場の人と行く場合は「割り勘」が一般的と言われつつも、誰と行くかによっては「これって非常識?」と迷うこともありますよね。特に上司や部下、カップルでの利用となると、支払いの仕方ひとつで関係性がギクシャクしてしまうことも…。
そこで今回は様々なシチュエーション別に、割り勘は非常識なのか?スマートな支払い方はどうすればいいのか?体験談も交えながら詳しくご紹介していきます!
割り勘文化はどう変わってきた?今の「常識」をデータで確認
近年、割り勘に対する価値観は大きく変化しています。以下の表は、全国の20〜40代を対象にした「居酒屋での支払いスタイルに関する調査結果(2024年調査)」です。
シチュエーション | 割り勘派 | 奢り派(上司・年長) | 奢られたい派(年下) |
---|---|---|---|
友人同士 | 85% | 10% | 5% |
上司と部下 | 30% | 60% | 10% |
カップル(交際中) | 50% | 30% | 20% |
このように、友人間ではほとんどが割り勘。一方で上司部下、カップルでは相手との関係性に配慮した支払い方が求められているのが分かります。
職場の場合は新人と役職者では経済的能力の違いや、仕事の話も少なからず発生する形となる為上の立場の人が多めに出すことは当たり前の風潮がありますね。
居酒屋での割り勘は一般的?シーンごとの「空気」を読むのがポイント
基本的には同じ立場である職場の同僚や友人との飲み会では割り勘がスタンダードですが、「割り勘=いつでもOK」と考えるのはやや危険になります。相手との関係性や雰囲気、さらには注文内容によっては配慮が必要な場面もあるのです。
とはいえ同じ立場なのに多めに出してしまったりすると、収入格差などで下に見られていると思われてしまうこともあるので常に多めに出すようなことは逆効果となる場合もあるので注意しましょう。
友人とは気軽な関係こそトラブル防止に配慮
では続いて友人と居酒屋に行く場合についての注意点をご紹介していきます。
友達同士なら割り勘が基本。でも「モヤっと」されないように注意!
友人と居酒屋に行く際、多くの場合は割り勘が当然という空気感があります。特に大人数での飲み会では、金額を均等に分けることでスムーズに会計を済ませられます。
体験談:
大学時代の友人と月1で居酒屋飲みをしている私たち。「いつものように割り勘で~」というノリでやっていたんですが、ある日ひとりが「俺ほとんど飲んでないんだけど」と…。それからは「ドリンク飲んでない人は500円引こう」とルール化しました。
注文内容に差がある場合や、ノンアルコールの人がいる時は、その点も配慮すると関係性がより円滑になります。
上司との飲みでは「割り勘します!」は避けるのが無難
では次に職場の上司と居酒屋に行く場合は何が正解?と言った内容について紹介していきます。
社会人のマナーとして「上司が払う」のが今でも主流
上司を含む飲み会では、一般的に「上司が多めに出す」という形が多いです。とはいえ、立場や関係性によって変化もあります為、大人数の場合上司が出した金額以上に出してしまうとかえって気まずい空気が流れることも。
体験談:
転職して間もない頃、歓迎会の場で「じゃ、割り勘で!」と無邪気に言ったら、部長が顔を曇らせて…。後日先輩に「言わない方がいいよ」と教えられました。
お礼の気持ちを込めて、次回ちょっとしたお土産やコーヒーを奢るなどの「お返し文化」を意識すると、スマートな印象を与えられます。
後輩や部下との飲みでは「奢りつつも気を使わせない」がカギ
上司の立場になると、「全部払うべきか?それとも一部?」と悩む場面も出てきます。最近では“全額奢り”ではなく、“ちょっと多めに払う”というスタイルも広まっています。
体験談:
部下3人との居酒屋飲みで、「今回は俺が多めに出すから、1人1000円でいいよ」と伝えたら、「ありがとうございます!」と笑顔で返ってきて、それ以来いい関係が築けています。
割り勘にする場合でも「君の分はいいよ」と一言添えると、後輩も気負わずに楽しめるようになります。
カップルでの割り勘は「愛情」より「価値観」が重要
カップルで居酒屋に行く場合、支払い方はふたりの価値観次第です。「どちらかがいつも奢る」のが当たり前という時代ではなくなっています。
お互いが納得する形がベスト!
「完全に半々」「彼氏が多めに払う」「彼女が払うときもある」など、様々な形があり、どれが正解というものではありません。大切なのは、どちらかが我慢したり、違和感を覚えたりしないことです。
体験談:
彼氏が毎回全額出してくれてたけど、私の方が収入が多いと知ってから気まずくなって…。今は「割り勘+お礼にデザートを私がごちそう」というルールにしてます!
彼氏に払ってもらうのが当然?時代は変化中
かつては「彼氏が全部出すのが男らしい」とされてきましたが、現代ではそうとも限りません。共働きのカップルが増える中で、金銭感覚の共有が重要視されるようになっています。
「払ってもらうのが当たり前」は関係にひびが入ることも
何回も彼氏に払わせていると、負担感を感じるケースも。時には「ありがとう」「次は私が」といった気遣いが信頼関係を深めます。
彼女に奢らせたらダメ?“奢られ慣れ”にも注意
彼女とのデートで「男なのに割り勘なんて…」と思う男性もいますが、実際は彼女側が「自立している私を尊重してくれた」と好印象に感じるケースも。
体験談:
昔の彼氏は全部出してくれてたけど、ちょっとモヤモヤ。今の彼とは毎回割り勘だけど、だからこそ対等な感じがして気楽なんです。
女性だから、男性だからというより「ふたりの関係性に合ったスタイル」が一番大事なんですね。
【まとめ】居酒屋での割り勘は「空気を読む力」がカギ!
「居酒屋 割り勘」というワードひとつでも、シチュエーションによって正解が変わるのが現代のスタイルです。大切なのは、自分の価値観を押しつけるのではなく、相手との関係性や空気を読みながら柔軟に対応すること。
もし迷ったら「今日はどうする?」とフランクに聞いてみるのもアリ。居酒屋の楽しい時間を台無しにしないためにも、支払い方法にも一工夫を加えて、気持ちよくお開きできるようにしましょう!
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